リムについて。

 こんにちわ。

Beeです。

自分が書くのは恐らく今年最後の記事になります。





今日はトリックライダーの間で使われているRimについてお話ししましょう。



トリックをやる上である程度バニーホップやロールバックの練習をし始めると直面するもんだいがRimが壊れるということ。



普通の人はピンとこないかもですが、実際練習してると結構Rimも壊れます。

継ぎ目から割れたり、曲がってしまったりと本当に壊れます。



そこでトリックライダーが今どういったRimを使っているかご紹介しましょう。



まずはこれ。



Velocityから発売されているchukker.




今となっては定番になったvelocity社のDEEP Vの構造をそのままに幅をDEEP Vの19mmから24mmに広げています。

自分も今リアにこのリムをつけていますが、正直2本目です。

このリム確かに強度はありますが組んでから乗って初期の振れがでかいです。

リムの素材も関係しているのか、始めは振れがでかいので2,3回ほど乗ったらもう一度振れをとりつつスポークを更に張っていく感じです。



specです。

Hole: 32h,36h,48h

Bead seat diameter: 622
Weight: 650g

700C,26″



さて次です。

次は同じくVelocity社のP35です。




こちらはもともとMTB用に作られていたものですが海外ライダーが使い始めて日本でもひろまったものです。

自分のフロントがこれですが、こちらはまぁ幅が広い広い。

このリムにcity slickerの38Cをはいてるんですが、タイヤの幅が40mmほどあります。

ぱっと見とうていピストっぽくはないです。もう29erMTBです。

このリム横振れはあまりでないのですが、スポークを通す穴にハトメ(スポークを通す穴についている補強)がないのでリムがスポークに引っ張られて浮いてくるということがあります。でも実際この問題は乗り方次第ですね。乗り方によっては全然大丈夫という人も周りにいますので乗り方です。後このリムはハトメがない分軽いです。めっちゃ軽いです。

なので軽量化したい人にはおすすめですね。

ただフレームによって幅的にはけなかったりするので要確認です。



specです。

Hole: 32h,36h

BSD: 622
ERD: 598
Weight: 595g

26″,650b,29″





さて次です。

次はALEXRIMS社のG6000です。


このRimは実は日本のショップではほとんど取り扱いしてません。

まれにショップによって何故か置いてあるという感じです。

後は某大手日本自転車メーカーのクロスバイク完成車に始めから装備されているRimです。

こちらはChukkerより約1.2mm幅が狭いのですが断面図でわかるとおりChukkerとは少し違って中のいたの横に上下から補強が入ってます。

そのせいかこのRimは700Cの中では一番強度があるのじゃないか?という意見が結構おおいです。たしかに初期の振れはChukkerに比べて少ないですが、でもやはり振れは出ます。

自分もフロント用で持ってますがまだ全然平気です。あまり使ってないということもありますが…



specです。

Pin joint 32 or 36 holes, silver / black , w/CSW
700C-655g, ERD 518.8mm, ETRTO 559X16mm







次はこちらです。

H plus son社のEEROです。





このRimはみてわかるとおり、かなりのディープリムです。

しかしトリックを意識して幅を22mmと太いタイヤがはけるように設計されています。

自分は使ったことが無いのでなんとも言えませんが、まぁ壊れたのを見たことがないです。

ディープRimなのではいたときの見た目もかっこいいです。

ただ重さがありますね。あとチューブもバルブが60mmある物じゃないと空気が入れれません。

でもそこが気にならなければ使う価値はありますね。





specです。

Weight: 790 grams
Material: 6061 Alloy
Height: 43.33333 mm
Size: 700c,26″
Drillings: 32h, 36h, 48h







最後はこちらです。

Salsa Cycles社のGordoです。


こちらはvelocity P35と同じ29″のRimです。

こちらのRimは現在トリックライダーの中では注目されています。

なにより幅がP35と同じく広くて、スポーク穴にハトメがあるので強度もばっちりです。

しかしこちらの問題は重さ。こちらもだいぶ重いです。

でもかなりの強者。

自分もはいてみたいのですがフレームの関係で幅的にはけないのです…





specです。

35mm width

 700 grams

32 or 36 hole, 

ERD 603






以上がトリックライダーの間で主流になりつつあるRim達です。

まず今までのRimとの違いは幅です。幅が広くなればその分太いタイヤがはけます。

太いタイヤがはけるということは、エアボリュームが多くなるのでクッション性が増しパンクしにくくなるメリットがあります。

逆に23cのような走り使用の細いタイヤがはけなかったりということがあります。

P35とGordoは29″ようのRimなのですが29″と700cは外径が同じなので29″のRimをつかっても700cのタイヤがはけるということです。

しかも29″はもともとMTBの規格なので強度も700cよりかはあるのですがその分重さが増し、幅が広すぎるので28cもはけるかわからないです。

また太いタイヤをはくとフレームによってはバースピンができなかったり、リアのチェーンステーが狭くて入らないということが起こってきます。



後、紹介したRimに換えたからといって壊れないということはないです。

どのRimもそのうち壊れます。それはBMXもMTBも一緒です。

その人の乗り方によっても壊れるまでの期間が長かったり短かったりします。

まぁよっぽどのトリックをしない限りはそうそう壊れませんがw



と、まぁ様々なRimを紹介させていただきました。

ハンドル同様この冬にRimを選びホイールを組んでもらっておいて春から一心してスタートしてみてはいかがでしょうか?

ちなみに今回紹介させていただいたRimはGEEK GARAGE / DEPT TOKYOにて取り扱いもしております。詳しい在庫状況などはスタッフまでお聞きください。



それではみなさん風邪に気をつけて怪我にも気をつけて来年もピストトリックシーンを盛り上げていきましょう!



良いお年を!



                                         by Bee