作業内容が小出しになってしまいますが完成まで付き合いたのみます。
今日はヘッド小物の組み付け(圧入)です。 作業には写真の専用工具を使います。使用するヘッド小物は丹下(tange)レビン、軽合金製のクラッシックなタイプです。
写真上段右が上ワン、上段中央が下ワンになります。
この部品のサイズ規格はスタンダード イタリアン(ISO)用の物で、ヘッドチューブの内径が29.9から30.1ミリで作られているのに対してワンの外径30.2ミリ、この寸法の差でしっかりとワンが固定されます。JIS規格のワンは外径30ミリ、チューブ内径は29.75から29.95ミリです。
上下のワン、ヘッドチューブにさび止め、固着防止を兼ねてグリスを薄く塗ります。
結構な力がかかるのでフレームがしっかりと固定されているか確認します。
先ずは上ワンの圧入です。ヘッドチューブの先端とワンが垂直に収まっているか確認します。
ワンが垂直に収まっていく事を確認しながら力をかけてレバーに力をかけてまわします。
下ワンも同じように作業します。尚、下ワンにはメーカーのロゴ等がプリント、刻印されているので好みの向きに合わせて圧入します。
これで完成。上下のワンが面取りしたチューブにきっちり収まっているか再度確認します。
次回はヘッド小物調整、コラムカットの作業をお見せします。
dk