先日はチェーン引きの付いていない車輌のチェーンの調整について説明しました。今回はNJS競輪車及びチェーン引きのついている車輌のチェーンの調整の仕方を説明します。
左右のハブロックナット、チェーン引きナットを緩め、チェーンはダルダルにします。
緩めたチェーン引きのナットを左右同じように締めながら好みのチェーン遊び量をきめます。好みの遊び幅は写真のように指でチェーンを上下させて決めます。チェーンの遊び具合は先日の記事を参考にしてください。僕は結構緩めが好きで上下のたわみが30ミリ位はあると思います。
緩めだと軽く踏めるように感じますが、過ぎると思ったようにダッシュがかからなかったり、踏み方が安定しないとクランクの力がうまくコグに伝わりません。色々と試して自分の好みを見つけてください。
ハブナットは緩んだままでチェーン引きのみでチェーンを引っ張っている状態です。
左右のチェーン引きで好みに調整できたら写真の様にリムとシートチューブを手で掴みます。
リムとシートチューブを掴むことでチェーン引きで調整したハブの位置を整え、更に、掴んだリムがチェーンステイの真ん中に来る様に固定します。
手でしっかりと掴んで左右のハブナットを締め込みます。
さらに持ち替えて。
左右のハブナットを締めたら10ミリのスパナでチェーン引きのナットも締めます。(ナットが緩まない程度)
ひと通りの作業が終わったら倒立台から自転車を降ろして、前後のタイヤを地面荷降ろした上で左右のハブナットを増し締めしてください。
作業に使ったツール
倒立台又はハンガースタンド。15ミリ、10ミリコンビネーションレンチ。力をかけてナットを開、締めする場合は必ずメガネ部分を使いましょう。
dk