チェーンの引き方。

この所、お客さんにチェーンの張り具合はどのくらいでしょうか?チェーンはどのように調整しますか?って聞かれます。
機器が少なくシンプルなシングルギヤー、是非自分で整備して欲しいのでお教えします。

先ずは15ミリのレンチで左右のハブナットを緩めます。

リアタイヤの後ろにしゃがみ込み、写真のように左手をタイヤとシートチューブの間に入れます。

タイヤとシートチューブの間に入れた左手に力をいれタイヤを後ろに引きながら、右手を上下させチェーンの遊び具合を決めます。同時にホイールがチェーンステイの中心(タイヤの延長上にシートチューブがあるように)調整します。

位置が決まったら速やかにハブナットを締めます。片側を一気に締めず両側を交合に締めましょう。必要以上に長いレンチによるナットの締めすぎに注意しましょう。全長17から18位のレンチでいっぱい締め込む程度です。

多少張り気味ですがオススメの張り具合です。しょっちゅう自分でチェーンの具合を気に出来る方はもう少し緩く張ってもいいですが、普段の足として使う場合はこのくらいがオススメです。15ミリ位の遊びがあるようになっています。

その他のポイント
一部の競技用部品(NJS)は例外ですが、 一般部品の精度不足によりチェーンの遊びが均一にならない場合があります。 チェーンリング、クランクピン位置の真円精度不足が原因のようです。張りすぎず、緩すぎないポイントを上手く探してください。

dk

倒立台使用のすすめ。

BANK04に参加された皆さん、おつかれさまでした。楽しかったですね。今回参加できなかった皆さん、次回の参加をお待ちしています。
久しぶりにmaintenance blogを更新しますので見てください。

この角みたいな物、何か分かりますか?
BANKに参加の方は川崎競輪場で見てお分かりかもしれませんが、これは競技用自転車の整備台です。この角の部分にハンドルを掛けて使います。 でも残念ながら、これは競輪場の備品で、一般の素人は手に入れることができません。
そこで某メーカーが作っている軽量折畳み式倒立台を紹介します。
アルミ製で軽く折畳み式なので持ち運びもでき、接触しやすい部分はビニールコーティングしてあります。

こんな感じでドロップハンドルのニギリの部分を掛けて使います。ピスト、ロードレーサーの調整整備に便利です。

これを使うと、ハンガースタンドではできなかった前後のホイルを取り外すこともできます。
普段は見ることのないハンガーの裏の部分、フレームの各パイプの裏側、フロント、バックフォーク、肩下、ヘッド小物など、整備性抜群で汚れなども一目瞭然です。

この簡易軽量倒立台2800円(税込)です。如何ですか?

dk

 

パーツ交換。

8月3日のイベントBANK04迄に1週間となりました。
練習不足で足に自信ないので、一寸でも速く走れるようにパーツを変えてみました。
今までは生意気にクロモリハンドル、クロモリステムその他、力のある競輪選手と同じようなパーツ選びをしていましたが、ちょっと雰囲気を変えたいのもあって軽合金(アルミ)のパーツに変えてみました。

トゥークリップは三ヶ島の軽合金アルミ製

ステム平行に近いニットーパールステムNJS、ハンドルバーはB125浅曲り390ミリ、何れも軽合金アルミ製。ステムの角度や差込、シャクリも変わりポジションも変わってくるかも。

変えた部品一による総重量の軽量化はもちろんですが、ハンドル、ステムが軽くなったので車重の前後バランスが変わりました。バンク走行にどのような違いがあるか楽しみです。

dk

Spinergy Xrey Wheel の固定化。

ロード用のSpinergy  Wheel をSurly FiX コンバーターを使い固定ギヤに改造しました。

このコンバーターキットは基本的にはいろいろなメーカーのフリーボディに対応しますが、スピナジーの場合はコンバーターセットにプラスしてノンドライブ側にアクスルスリーブが必要となります。今回は天婦羅サイクルさんのオリジナルスリーブを使わせていただきました。それと、付属のアクスルが135ミリのエンド対応なのでシマノ純正120ミリエンド用の物と交換、左右のアクスルが対象になるようにねじ切り加工をしました。

ロード用のホイールを固定にして使いたい方問い合わせください。

M

錆だらけ。

昨日このブログで基本整備のススメを提案させていただきました。
梅雨の時期を利用して普段整備できないチャリを整備しようと、、、。人の体で言えば、いわゆる健康診断やドッグみたいな感じです。
写真のBBは基本整備で預かった外見は綺麗なチャリについてた物。見た目では想像のつかない錆だらけ、、、。人間で言えばガン末期でしょうか。雨の多い時期に、雨が降るなかで乗ってもこんなに錆だらけにならないように整備しませんか。

M