BORED BLOODY SYNTHETIC PASTE

いよいよBLOODY シリーズのグリースペーストが発売されました。早速、シマノDURAーACEハブのメンテに赤いグリースを使ってみます。

これがBLOODY初公開の中身です。粘度が低い為か思っていたより糸を引く感じで指と指ですり合わせて感じはかなり滑らかです。

とりあえず、ハブをばらす事にします。これはリアハブなので大きい玉が左右9個合計18個。
14ミリ、18ミリのロックナットを緩めてアクスルを外します。

外したパーツを全て洗浄します。パーツクリーナーとウエスは惜しみなく使って古いグリースが残らないように。 BO〇E〇 N氏 曰く、玉も棒も舐めれるくらい綺麗にしろとの事です。失礼しました。


玉受け、玉押し、アクスル、金属同士の当り面に防錆の意味も含めて薄くペーストを塗ります。

プラスチックの玉受け蓋(リテーナー)にもペーストを塗りハブ穴に戻します。

綺麗にしたステンのバットにペーストと玉を混ぜ合わせます。玉全体にペーストが塗られるようにします。次に一個一個の玉をピンセットで挟んで玉受け並べていきます。このペーストは非常に粘度が低いので、リアの大きい玉を上手く並べるのは難しい作業かもしれません。何度とやってコツを掴んでください。

左右の受けに玉が入ったらアクスルを通して玉押しを締めます。

後はこの粘度の低いペーストの特性を生かすべくガタの出るギリギリまで追い込んでスムースな回転が得られる様に何度も調整しましょう。

このハブ、回すの楽しみです。
自転車全般に使えるペーストですが限定の高級グリースです。是非、回転部分に使って欲しいですね。

dk

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BORED BLOODY LUBRICANT&SOLVENT

楽しみにしていたBLOODY OILとSOLVENTが発売されたので僕の独断と偏見で使いやすい粘度に希釈してみました。
チェーンリンク、ブレーキキャリパーやレバーのピボット等に原液を注すとオイルが行き渡るのに一寸時間がかかったり、注し過ぎて勿体無かったりします。僕の使いやすい、丁度良い粘度のBLOODYを作ります。

2,3,5倍と希釈して使った結果、一番使いやすい僕のオススメは2倍希釈です。
色がほんのり薄くなる程度で見た目はあまり変わりませんが、粘度的には大幅に変わって普段乗り使いのチェーン、ブレーキ等の細部潤滑に使用するにはオススメです。

ステンレスのバットを使って原液と2倍希釈でどのくらい粘度が変わったか見てみます。



動画を撮り終わって30秒から40秒くらい経過した静止画像です。薄くなっている分、細かい所まで浸透しやすいし油膜が半分になってもこのオイルの性能だと何の心配なく使えるのではないでしょうか。細部に注しにくかったグリスに近いオイルを揮発性の物で薄めて注しやすくし、必要な成分を残す、、、、。画期的ですね。
以上のテストはあくまでも普段乗り使いのチェーン、ブレーキ等の細部潤滑に注しやすいというのがテーマで、僕の独断と偏見でやってみました。シールドベアリング、力のかかるネジへの潤滑、同じチェーンでも雨降り使用等これに該当しない事もありますので、皆さん独自の希釈法方を見つけてください。

BONT T1クリート取り付け

そろそろ練習の準備を始めます。憧れのトークリップアンド競輪クリートのコンビネーションなんですが、このボントは少々細工をしないと競輪NJS系のペダル、クリップに合いません。
先ずはトウに付いている保護プレートを削ります。


ソールに傷がつかないようにマスキングして、こんな感じにサンドペパーでシコシコ削ります。
これでクリップに収まり、かつ歩行時もソールに傷がつきません。


さて次はクリートを止めるネジ穴を10ミリ程前にづらします。聞いた話だと日本人は足の指が短いので母子球の位置が西洋人より前にくるそうです。取り付けるROISWINのネジ幅に合わせてネジの幅も0.5ミリづらして開けました。

こんな感じでクリート(桟)をネジ止めします。

奥が街道で使う用のBONT A2でSpeedplayを付けて使ってます。手前がバンク用のBONT T1(紐と一本のベルクロ)


アッパーはベルクロ、ストラップと紐、ベルクロの違いはありますがソールは同じです。なんですが、使うペダルによってこんなにフィッティングが違います。

dk

Speedplay オーバーホール

普段通勤、運動に使っているスピードプレイ、僕個人ビンディング一年生で他のものは使った事が無いので生意気言えませんが、信頼できるペダルです。簡単にオーバーホールしてみます。

これはトラック用として販売されている物で端のプラスチック部分が赤で区別されています。


用意する物はスナップリングペンチ、T20トルクスレンチ以外は特別な物はありません。小さな部品を外す作業には必ずステンレス等のバットを用意しましょう。

ペダル端のネジ(小プラス)を外します。

ネジ穴にピックアップツール(先のとがった針)などを入れて端の樹脂部分をこじ開けます。

ベアリングとスピンドルが見えてきました。スピンドルはトルクス(星型)のレンチで外します。
左右共に正ネジです。


クランク側を15ミリレンチで支えてトルクス(星型)のレンチでネジを外します。
左右共に正ネジです。 尚、このネジには緩み止めが塗られているので慎重に外します。

ネジが外れてスピンドルを抜いたらベアリングを固定しているスナップリングを外します。
このペンチが無い場合はピンセットでも代用できると思います。

リングが外れたら割り箸等で反対側からベアリングを押し出します。2つの内径違いのベアリングが出て来ます。

ベアリング2個とクランク側はこのようなローラーベアリングが使用されています。

外した部品、ペダルのローラーベアリング等、全てをクリーナーとウエスで綺麗にします。


スピンドル、ネジ、二個のシールドベアリングに薄くグリースを塗ります。(これは金属の保護を考えて)次にローラーベアリングにたっぷりとグリスを塗りこみます。(玉押しのベアリングと同じ感覚で)

外した時と逆に組み付けます。

最後にスピンドルをネジで締め付けて回転がスムースでペダルにガタが無ければ端の部分を取り付けて終了です。

シューズ側のクリートはこんな感じです。縦、横と振り角度(イン、アウト)がそれぞれ単独で調整できます。

dk

Tea君のCinelli × Mash

常連おしゃべり友達のTea君登場、新色のチネリと思いきや、カーボンのカッティングでオシャレしたようです。Tea君の仕事の細かさに感心です。

dk